【 季節の変わり目の胃腸炎 】

年齢を重ね、順応性が低下して、環境の変化に身体がついていけなくなり、腸内環境が悪化し、下痢だけでなく、胃腸炎まで起こすワンちゃんが増えています。

一時的な症状なら次の日には治りますが、次の日も続くようなら、注意が必要です。
腸内環境に合わせた治療が必要になります。

また、度々下痢になる、おう吐が続く場合には、胆のうの病気も疑われるので、血液検査・エコー検査などの精密検査も必要となります。

胆のうが原因の場合、放っておくと、胆泥症をはじめ、黄疸・肝硬変・胆道閉塞など、重とくな状態に陥る場合があります。

最近、胆のうに胆泥が溜まる胆泥症が数多くみられます。
もともと胆泥が溜まりやすい犬種はプードル・シュナウザー・ポメラニアンなどが遺伝的に多く認められます。

ちなみに、ジュニの花と月(トイプードル)は年1回の健康診断のDogドッグのエコー検査で胆泥が溜まっているのを発見しました。
症状としては・・・
花は、たまに吐いて、吐物に血液も混じる事がありました。
月は、どれだけ食べてもガリガリで太りませんでした。(代謝不良)

それぞれ症状は違いますが、2人とも胆泥が溜まっているという結果に驚きました。
治療を早速開始して、今でも継続して何年も経ちますが、
花は吐く事もほとんどなくなりました。
月は体重の増加により身体もガッチリとしました。

ワンちゃんにとっての1年は人間の4年に相当すると言います。
1年に4歳も年を重ねるワンちゃんの身体の変化を見逃さないためにも、毎年の健康診断を
お勧めいたします。